婚活はただなんとなく始めれば良いというものではありません。旅に出かける前には地図を用意するように、婚活を始めるなら準備するべきことがあります。婚活を始めても思うように進まないなら、この事前の準備がしっかりできていないことが原因かも!?
今回は婚活を始める前にするべきことを、具体的に3つ挙げて解説していきます。結婚というゴール地点に向けてスタートを切る前に、ぜひ参考にしてみてください!
1. 現実的な条件を見極めよう!
理想的な結婚生活を夢見ても、なかなか現実は厳しいもの。婚活を始めるなら一旦夢を見るのはやめて、現実的に物事を考えてみることも必要です。
婚活を始めるにあたって、どんな人と結婚したいのか、どんな結婚生活を送りたいのか、条件面から具体的に書き出してみましょう。その条件を現実的に見つめなおすことで、相手に求めるものもハッキリしてきます。
あなたのその希望条件、ホントに実現可能!?
たとえば、女性で以下のような条件で婚活を始めたいと考えているとしましょう。
年収1,000万円くらいの人がいいですね。都心の100平米以上の高層マンションに暮らせたら理想的。専業主婦希望です。
さて、こういった条件は全て実現可能でしょうか?「都心の100平米以上の高層マンション」で「専業主婦」をしたいなら、将来的な子供の教育費、老後資金なども考えると、年収1,000万円ではなかなか厳しそうですね。
現実には難しい希望条件で婚活すると、素敵な人とのご縁を見逃してしまう可能性もあります。客観的なデータに基づいて、希望条件をシビアに見直してみることも大切です。
結婚は「性格が合う」だけでは続かない
現実には難しい希望条件にこだわるのもよくありませんが、では人柄重視で婚活を始めた場合はどうでしょう? 男性・女性とも、多くの場合、結婚相手に求める第一の条件は「性格」です。確かに性格が合わないことには結婚生活が苦痛に思えます。
そうした性格面での一致が大前提だとしても、末永く添い遂げるためには、どうしても譲れない条件を挙げておくことも大切です。条件には「相手に求める条件」と「将来の生活像の条件」の2種類があります。
こうした条件を明確にすることで、自分の結婚観が見えてきます。 ただ性格が合うからという理由だけで結婚するのでは、のちのち”考え方の違い”としてトラブルの原因になりかねません。
恋愛では勢いで結婚してしまうことも多々ありますが、婚活を始めるときこそ自分の結婚観をクリアにしておきましょう。
婚活で考えるべき条件は2種類!
具体的に「相手に求める条件」と「将来の生活像の条件」の例を挙げてみましょう。
- 学歴
- 年収
- 身長(体型)
- 家族構成(長男・次男など)
- 婚姻歴…など
- 共働きか、専業主婦か
- 子供は何人、何歳までに欲しいか
- 住まいは都心か、郊外か
- 住まいは賃貸か、ローンで購入するか
- 親と同居するか、しないか…など
上記のような条件は、婚活中、現実と折り合わずに見直しを迫られることもあるはずです。自分がどのような結婚生活を送りたいのか、条件面からクリアにしておくことは必要ですが、あまり条件に固執しすぎると婚活が長引く原因にもなります。
条件を書き出して、どの条件が現実と折り合わないのか、どこまでなら受け入れられるかを見極めることが大切なのです。
2. 自分を客観的に分析しよう!
婚活を始めるにあたって、結婚に対しての条件が明確になったとしても、さらに必要なのが自己分析です。
婚活中は様々な決断をする必要がありますが、正しい選択をするためには、自分を知ることが大切。自己分析をすれば、相手への条件を見直すことにもつながります。
婚活を始める前に、以下のような点について考えてみましょう。
- 自分の性格
- 過去の恋愛パターン
- 婚活における市場価値
上記3つの点について解説していきます。自分に当てはめながら考えてみてくださいね。
自分ってどんな人間?どんな相手とならうまく行く?
人間、だれにでも長所と短所があります。自分の短所を自覚するだけでも改善につながる場合もありますが、結婚相手には自分の短所を補ってくれるような人が理想的。
たとえば短気なところがあるなら、似た者同士だとケンカが絶えない仲になるかも。もちろん自分で短所を変える努力は必要ですが、大人な考え方ができる人となら、うまく行く可能性が高まるでしょう。
一方、長所は婚活中の自己アピールになります。自分の長所もしっかり分析して、ぜひ婚活に生かしてください。
過去に失敗した恋愛パターンを繰り返さない
これまで恋愛で失敗した経験があるなら、婚活を始めるのをきっかけに、同じパターンを二度と繰り返さないと心に決めるのも大切です。失敗から学んだことも大きいはず。
なぜうまく行かなかったのかを振り返り、どうすればうまく行くのかを考えて、新しい出会いに生かしてください。自分が変われば、より良い関係を築けますよ。
自分の市場価値から婚活方法を決める
婚活は需要と供給の中で成り立ちます。ニーズがなければ、自分の市場価値は低いということ。決して自分の人間的な真価が下がるわけではありませんが、婚活では条件だけでふるいにかけられ、自分を深掘りして見てもらえないことも多々あります。
まずは冷静に自分の市場価値を把握して、婚活の方法を見極めることが大切です。婚活を始める前に、今自分が置かれている位置を知り、ゴールまでの最適な手段を選びましょう。
以下に具体的な例を2つ挙げてみます。
自分の市場価値を知ることで、高望みや選り好みもなくなり、謙虚な気持ちで相手と向き合えるようにもなります。さらに自分に合った婚活の方法を選ぶことで、出会いの幅が広がるということなのです。
3. 自分を磨こう!
婚活を始めるにあたってするべきことの3つめは「自分磨き」です。ある意味、婚活は戦い。同じ結婚という目標に向かって、少しでもスペックの高い相手をゲットしようと、多くのライバルたちと競い合うこと。同性との戦いだけでなく、異性からも値踏みされます。
このような戦場に参加するからには、「素のままの自分を受け入れてくれる人」を待ちつづけるのではなく、自分磨きが必要なのです。
魅力に磨きがかかれば、自信もわいてきます。出会いに対して積極的になり、お断りされたとしても、前向きに考えられるようになるでしょう。
ここからは自分を磨くための方法をいくつか挙げてご紹介していきます。
婚活は第一印象ですべてが決まる!?
婚活サイトに登録しても、見た目を判断する写真によって申し込みの数は大きく変わります。婚活パーティーに参加しても、美男美女がモテる傾向は否定できません。
顔の作りは大きく変えることはできませんが、第一印象を”いい感じ”に変えることは可能です。以下を参考にしてみてくださいね。
- メタボな体型は不健康に見えるだけでなく、日常生活のだらしなさを物語ってしまうことも。ダイエットに励むだけでなく、運動も取り入れて、すっきり健康的な体型を目指しましょう。
- 自分に似合う色や服を研究するのも大切。色によって顔映りが変わり、服によって魅力がグッと増すことも。
- おしゃれなヘアサロンに行って、店長さんにヘアスタイルのアドバイスをもらうのもグッド。
- 女性なら雑誌やネットの情報を参考に、メイクの練習もしてくださいね。若作りは逆に老けて見えるので要注意です。
- どんなにおしゃれをしても不潔な印象を与えては台無し。男性・女性問わず清潔感が大切です。
異性に好印象を与える趣味とは?
婚活では必ず趣味を聞かれます。無趣味だと話がそこで終わってしまい、面白みのない人という印象を与えてしまうことも。
婚活を始めるなら、会話の幅を広げるためにも、なんらかの趣味を見つけましょう。同じ趣味つながりで仲を深められることもあるため、複数の趣味を持つのも出会いのチャンスを広げるのに役立ちます。
もし趣味と呼べるようなものがなくても、自分が面白いと感じることを趣味にすれば良いのです。会話のきっかけとするためなので、マニアである必要はありません。
以下を参考に趣味を選んでみてくださいね。
- 料理 ▶ 男性・女性ともに異性ウケが良い。
- グルメ ▶ デートに誘うきっかけにもなる。
- スポーツ系 ▶ 男性・女性ともに健康的なイメージ。
…etc.
- ギャンブル ▶ 結婚には不向きと考えられる。
- オタク系 ▶ 拒否反応を示す人が多い。
- コレクター系 ▶ お金がかかるイメージ。
…etc.
スポーツも料理も自分の趣味じゃないなら、婚活を機に始めてみませんか?新しい趣味をもつことで、これまで出会ったことがない人たちとの出会いも期待できますよ。
内面も磨いて、さらに輝く!
第一印象が良くても、そのあとが続かなくては婚活は前に進めません。一般常識や知識がなさすぎると、結婚相手として見てもらえなくなる可能性も。
たとえば、本や新聞を読むことで会話の幅も広がります。旅行に出かけて見聞を広げたり、様々な経験を積むのも良い方法です。言葉遣いや気配りの面でも、普段から気を付けるようにしましょう。
「この人なら安心して家族に紹介できる」。そう思ってもらえる自分を目指してみてくださいね。
「なんとなく婚活を始める」ではゴールできない!
婚活は始める前からすでに始まっています。
- 相手に求めるものを現実的に考え、
- 謙虚に自分を客観視して、
- 魅力を高めていく。
この3つを婚活中も継続的に行うことで、きっといい人にめぐり会えるはず。結局のところ、自分に見合った相手としかご縁はないと考えましょう。
中には自分を変えてまで、婚活に懸命になることに抵抗を感じる人もいるかもしれません。異性ウケを考えるだけでなく、大人としてより良い自分を目指すと考えれば、努力は様々な形で実を結びます。
なんとなく婚活を始めるのではなく、ゴールに向けて地図をしっかり作ってみませんか?