結婚相談所は数が多いため、どこがいいのか迷ってしまう人もいるでしょう。ほかの婚活方法と比べて料金も高いので、気軽に選ぶこともできませんよね。
まずは結婚相談所の仕組みを理解していただくために、前回は3つの種類に分けて説明しました。それぞれにメリット・デメリットがあり、人によって向き不向きもあることがおわかりいただけたかと思います。
結婚相談所の3つの種類とは以下になります。
- 仲人型
- データマッチング型
- ハイブリッド型
今回はこの3つの結婚相談所の中でも、「仲人型」にフォーカス。仲人型の結婚相談所を選ぶときのポイントや注意点を解説します。結婚相談所を比較して検討したいとき、ぜひ参考にしてみてくださいね。
仲人型の結婚相談所とは？
仲人役のアドバイザーが成婚までサポートしてくれるのが、仲人型の結婚相談所です。
アドバイザーと二人三脚で婚活をすすめられるため、自己アピールが苦手な人や、多忙な人にもおすすめ。自分のどこがダメなのか、どうすれば良いのか、プロのアドバイスをもらえいながら婚活を進められるのも心強いでしょう。
仲人型の結婚相談所のメリットとデメリット
デメリットとしては、ほかの婚活方法と比較すると費用がかかるという点が挙げられます。これはアドバイザーという人的なサポートが入るためです。結婚相談所の料金は、安ければ良いというものでもなく、高ければ必ず結婚できるとも限りません。
ただ、システムでの自動マッチングと異なり、仲人型の結婚相談所は数多くの登録者と実際に面談しているアドバイザーによって紹介が行われます。自分では気づけなかった相性の良い異性とのご縁を提案してもらえることも。
また、婚活は心身ともに疲れ切って挫折する人も多い中、アドバイザーがついていれば、意欲も継続しやすくなります。
仲人型の結婚相談所の料金は高めですが、サービスの内容によってリーズナブルな料金プランを選べるところもあります。それぞれのサービスの違いや特徴を把握して、自分に合ったところを選ぶことが大切です。
仲人型の結婚相談所を選ぶときの4つのポイント
いざ仲人型の結婚相談所で婚活を始めようと思っても、数の多さにどこがいいのか迷いますよね。ここからは仲人型の結婚相談所を選ぶときのポイントを4つ挙げて解説していきます。
①登録者の数や層を確認する
結婚相談所によって登録者の数や層は異なります。登録者の数が多ければ、出会いのチャンスも増えるでしょう。
しかし、自分の希望の条件と異なる層に強みをもつ結婚相談所だと、登録者数が多くても、理想の人に出会うのは難しくなります。
登録者の年齢層や年収の層を公開している結婚相談所もあるので、チェックは必要。高い料金を支払う結婚相談所だけに、何人くらいの異性と出会えるのかは最重要ポイントです。
マッチング可能な異性の人数をチェック
「結婚相談所に登録すれば、なんとかしてくれるだろう」そんなふうに安心していては、前向きな婚活とはいえません。登録しても、希望にマッチする異性とほとんど会えないのであれば意味がないですよね。
もちろん量より質で、良い人を紹介してくれる結婚相談所もあります。ただ、登録前には結婚相談所の無料相談に出向いて、自分のプロフィールや希望にマッチする異性がどれくらいいるのか、必ず確認するようにしましょう。データ入力でその場でマッチング可能な人数を出してくれる結婚相談所もあります。
あまりにも対象人数が少ない結婚相談所は、登録を見送るか、自分の条件をどこまで変えられるかがポイントに。
結婚を前提とした異性との出会いが本来の目的なので、ほとんど会える見込みがないなら、結婚相談所に登録する意味はありません。
②成婚までの期間を確認する
誰しも避けたいのが、ズルズルと婚活期間が長引くこと。精神的につらいだけでなく、特に結婚相談所では月会費がかかるため、登録期間が長引けば金銭的な負担になるでしょう。
結婚相談所によっては、成婚までの平均的な期間を公表しているところもあります。ただ、自分のようなプロフィールや条件ならどうなのかが重要です。
目安でも目標になる
成婚に至るまでの目安期間についても、結婚相談所の無料相談に出向いて確認するようにしましょう。もちろんご縁がめぐってくるタイミングは人それぞれ。結婚相談所でも成婚までの期間を約束することはできません。
それでも成婚まで何か月くらいかかるのか、目安であっても質問してみましょう。ひとつの目標とできるだけでなく、出費金額の予測も立てられます。
また、質問時のアドバイザーの反応によって、ただ入会させたいだけなのか、サポートしてくれそうか、信頼度や真意を測れる場合もあるでしょう。
③成婚料について確認する
結婚相談所ならではの費用として考慮したいのが「成婚料」です。まず、結婚相談所に支払う料金について具体的に見てみましょう。
- 入会金などの初期費用
- 月額費用
- お見合い料金
- 成婚料
それぞれの金額は結婚相談所によって大きく異なり、初期費用は安いけれどそのほかが高いとか、その逆のパターンなど様々です。
ここで注目したいのは「成婚料」。成婚料とは、基本的には結婚に近づいたときに結婚相談所に支払う料金のことです。
結婚相談所によって成婚料は0円のところもあれば、20万円以上かかるところもあります。大きな金額の差が生まれるだけに、できれば安く済ませたいと考える人もいるでしょう。
この成婚料の考え方について解説します。
成婚料は高いほうが良い？
成婚料が高いと登録をためらうかもしれませんが、この金額が高いということは、成婚するほうが結婚相談所にとってもプラスになるということ。つまり、アドバイザーも成婚に向けて頑張ってくれるというメリットにもなるのです。
あまりにも成婚料が高いと負担になるでしょうが、成婚までのサポート体制が充実しているかどうかの目安にもなります。
成婚料はいつ支払うの？
では、成婚料はどのようなタイミングで支払うものなのでしょうか？
なにをもって「成婚」とするのか、その定義は結婚相談所によって大きく異なります。つまり、成婚料を支払うタイミングが各結婚相談所によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
各結婚相談所が考える成婚の定義の例としては、たとえば以下のようなものがあります。
- 交際から一定の期間が経った。
- プロポーズが行われて婚約した。
- 互いの親に紹介した。
- 婚前交渉があった。
上記いずれの場合も、まだ実際に結婚が成立したわけではありません。ただ、必ずしも結婚に至らなくても、成婚料を定めている結婚相談所では支払うということです。支払ったあとに破談になる可能性もあることは留意しておく必要があります。
また、どのタイミングで成婚料を支払うのか、結婚相談所とのトラブルの原因になるため、こちらも登録前にチェックするようにしましょう。
「成婚率」は当てにならない？
成婚の定義が各結婚相談所によって異なるということは、成婚率の算出方法もそれぞれで違いがあるということです。
成婚の定義に違いがあるだけでなく、成婚退会した人数を全会員数で割る結婚相談所もあれば、退会者数で割るところもあります。つまり、以下の2つの計算式では算出される数字が変わってきますよね。
- 成婚退会をした人÷全会員数
- 成婚退会をした人÷退会者数
結婚相談所の公式サイトに成婚率が記載されていることがありますが、算出方法が異なる以上、そのパーセンテージが高いからといって、必ずしも結婚に至る人が多いということではありません。
登録前の無料相談でも、「成婚率はどれくらいですか」とたずねるのではなく、「(その結婚相談所を利用したことで)結婚相手を見つけて退会した人の割合はどれくらいですか」と聞くのが良いでしょう。上記1の計算式で算出した場合、結婚相談所の成婚率は20%前後のところが多いとされています。
いずれにしても結婚相談所の成婚率を比較する際には、算出方法を考慮するようにしてくださいね。
④仲人役のアドバイザーとの相性
アドバイザーは成婚までをサポートする役割を担っていますが、自分と相性が合わない場合もあります。相性が合わなければ、婚活にも支障がありますよね。
また、相性だけでなく、アドバイザーとしての人柄や力量も重要。以下の例を参考にしてみてくださいね。
- ほかの結婚相談所を悪くいう。
- 結婚相談所以外で出会った異性との仲を壊そうとする。
- ダメなところをけなすだけ。
- 何が問題なのかを、しっかりとアドバイスしてくれる。
- 長所を伸ばそうとしてくれる。
- 自分の様々な面を見て、気づけなかったようなご縁を紹介してくれる。
多くの結婚相談所が無料相談を行っているので、登録前にぜひ見学に行ってみましょう。そのときに会ったアドバイザーが登録後の担当者になるかどうかも確認してくださいね。「このアドバイザーは苦手」と感じるようなら、担当替えをお願いするのも方法です。
信頼できるアドバイザーが婚活成功のポイント！
「なかなか良い人にめぐり会えない…」婚活中はそんな悩みに気持ちが沈んでしまうこともあるでしょう。結婚できるかどうかは自分の努力だけで決まるのではなく、タイミングや相手の都合など、様々な要素で成り立ちます。ときに誤解や行き違いで、良い人とのご縁を失ってしまうことも。
そんなときに心強いのが、キューピッド役ともいえる結婚相談所のアドバイザーです。2人の中を取り持ってくれたり、新しいご縁を見つけてくれたり、成婚に向けてサポートしてくれます。いわば信頼できるアドバイザーとの出会いが、結婚への近道ともいえるのです。
アドバイザーのサポートを受けられる仲人型の結婚相談所は、料金が高いものの、それなりのメリットもあります。本当に信頼できるアドバイザーを見つけて、二人三脚で婚活を頑張ってみませんか？
